午後7時
福山市を出発 28番札所のある、野市の駅前に車を置いて、21時58分発。
奈半利行きで奈半利迄行き、 奈半利駅で 朝一便で室戸岬迄行く積もりで、野宿の支度をしていたら、親切な方が室戸に帰るから、( 岬迄接待させて下さい)!と言われ喜んで接待を受けて、その日にありがたいことに室戸岬迄行く事が出来ました。
岬で野宿をして、朝一で24番最御岬寺を打ち終え、 7時45分山門を出まして、 25番 津照寺 通称、津寺前の港です。最御岬寺は室戸岬の発端に位置し太平洋の荒波を受ける、土佐第1番の札所で お大師は岬の突端近くにある、御蔵洞と呼ばれる、洞窟で(求聞持の法)を成し遂げられて、「お坊さんになる決心をされたと」、言われており、又、空海の海はここから、名付けられたと言われてます。 またここには、”食わずの芋”の伝説があります。欲深い婆さんが腹の空いた、お大師が 芋を所望されると、「この芋は固くて食べらんない」と言われて、仕方無く諦めて立ち去られました。ところが婆さんが家に帰り食べようとしても 固くて食べられなくなり、以後、婆さんの作る芋は固くて食べられなくなったそうです。
今日は 今までに言い忘れてた事を書いてみたいと思います。
納め札、お賽銭は出来るだけ左手から右回りにされると混雑しないで良いですよ。
又色の納め札を受ける時、納めた方が目の前で読経して居られたら、読経が済むまで待つ節度は欲しいものです。酷い方は、札を納めて手を引いたら、直ぐに取り出し会釈もしないし、御本尊にお礼もしない、隠しながら去っていく、見事な泥棒ですね? その様な不作法な方に功徳が在る事はないでしよう。慎みたいものです。
錦の札の功徳は 金の札と同じ様に、糸を解して 水に浮かべて光明真言宗、大師法号を各三反唱えて飲むと病気加持に功徳が在ると伝えられてます。また車の御守り、病気の時枕の下に半紙に包んで敷いて寝る。肌守りとして袋に入れて首に吊す等色々とありますが、錦の御札は、銀、金、それぞれの御札の全ての功徳力を併せて持ってます。しかし、前述の様な行いでは 百害有って一利無しですよ。 1番良いのは、本人から手渡しでいただくのです。もしいただく機会がありましたら、必ず自分の納め札をお返しに差し出しお礼を述べる事は忘れないようにしましよう。
※御接待をいただいた時も同様です 御接待いただく時大師法号3回唱えるのも作法の一つですよ。御接待は布施行の一つですから、時には道に正座をして、(御接待させて下さい)と両手で頂より高く差し上げ平身低頭して布施行されてる方も在りますからね!!
真剣ですよ。御接待は強要するものではありませんよ。
ツアー先達で酷い方は、あの人は金の札を持ってるからもらって来たら?とツアーの方をけしかける先達さんもいますからね。 先達の何たるかも理解してない可哀想な方で在ると同時に、推薦寺院の在り方が?又、霊場会に於ける先達補任、昇補の講習会の内容にも盛り込んで頂いて質の良いツアー先達を養成していただきたいと思うのは私一人では無いと思いますが、 叱責あれば下座平身して承ります。
今日はお詣りし、読経するときのマナー、作法について私的に述べてみたいと思います。
御仏の前ですから、調服、とまではいかなくても、意義を正して読経したいものですね。 読経の時多人数の場合、左右どちらかに固まり、整列して欲しいです! 他のお詣りの方の邪魔にならないよう そして前に詰めて、整列して欲しいです。何故なら、読経中に他の人が前を横切らなくても済むように、後ろを空けて置くためです。前を横切る事は、経を遮られる事にりますから、出来るだけその様な事の無いようにしたいですからね。 貴方も、その様な不作法は、しないように気を付けて下さい。
その時、特に気を付けて欲しいのは、納め札、写経、賽銭箱などの所は他のお詣りの方々のの邪魔にならないように、空けて置いて下さい。邪魔をする事は相手の時間を取る事になりますからね。
四国遍路は死出の旅路の支度、又己の修業の道場ですから 自己の研鑽にも勤しんで欲しいものです
読経の声は、殊更大きく出す必要はありません。普通の声で大丈夫ですよ! 隣り 近くに他の方々居られたら、迷惑にならない程度の声で読経する気遣いは欲しいものです。